グリーンアクション創造ゲームプロジェクト
<指導教員>標葉 靖子
<発表日時>2023年 11月18日、19日
<発表場所>JST主催サイエンスアゴラ2022(東京お台場?テレコムセンター)
標葉ゼミでは今年度、グリーンアクション創造をうながすボードゲーム開発を行う。プロジェクトは4月24日にすでに開始しており、5-6 月に事例の現地調査、6-7 月にグリーンアクションの創発?普及に重要な要素を抽出、7月にゲーム初期プロトタイプテストを予定している。また後期のゼミでゲームの仕様を固め、イベント出展を目指したゲームのパッケージ化を試みる予定である。
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2023年度

標葉ゼミでは、グリーンアクション創造をうながすアナログゲームとして、資金等を調達しながら町の緑を増やしていく拡大再生産式ボードゲームの「みどりのまちランキング」、すごろくのマス目に従いながら、イベントやSNS、慈善活動などをきっかけに仲間を増やしていく「すごろくオペレーション」、プレイヤーが行動を選択しながら実際に取り組まれているグリーンアクション事例を体験する「グリーンシナリオゲーム」の3つのゲームを開発した。
これらのゲームは、国立研究開発法人 科学技術振興機構が主催する、科学と社会をつなぐ日本最大級のオープンフォーラムである「サイエンスアゴラ2023」実地開催(2023/11/18-19 於お台場テレコムセンター)に、標葉研究室として「ボードゲームで科学コミュニケーション!?」と題してブース出展した。
当日は2日間で200名以上の方がブースを訪れ、142名の方がブース出展したゲームのいずれかを最後までプレイしてくださった。当日ゲームを体験していただいた方からは「町ごとに取るべき対策が違うと思いながら楽しくできた」「環境問題を考えながらお金のことも考えなければならないので、頭を使った」など、資金と町に緑を増やすことのバランスを考えることができたとの感想が得られた。
これらゲームの制作過程やイベント出展を通して、自分たち自身もグリーンアクションについての理解を深めるとともに、それをいかに効果的に他者に伝え、新しいコミュニケーションを生み出すためのコミュニケーション?デザイン技法を獲得することができた。