「やさしい日本語」によるおすすめスポット紹介
<指導教員>大塚みさ
<発表日時>①2023年10月5日 ②2023年10月8日 ③2024年1月31日
<発表場所>実践女子大学最新老虎机-老虎机游戏@?大学近隣
日ごろ学生たちが楽しんでいることを、同世代の外国人と共有することを目指し、「やさしい日本語」で情報発信するための研究活動を行う。
本ゼミでは、集英社の女性誌『MORE』の企画「やさしい日本語MOREで記事配信」(記事を「やさしい日本語」を用いて書き換え、同世代の日本語非母語話者にも読みやすい形で発信するトライアル企画)に参加し、グループ単位で取り組んでいる。「東京のおすすめスポットめぐり」を中心とした記事の書き換え作業を通して「やさしい日本語」への理解と関心を深めたところで、ぜひとも次のステップとして自らが発信したい情報を選んで企画立案し、取材を通して自らが体験したことを「やさしい日本語」で発信する機会を得たいと意気込んでいる。
学外活動となる「取材」先は、渋谷?青山等近隣の街や、浅草などの観光スポットを想定している。学生たちが同世代の外国人と共有したいコンテンツを選び、2~4名程度のグループごとに企画立案し、取材を行った上でWeb記事にまとめる。相互評価による学び合い、および他者が書いた記事の書き換え作業(集英社の企画)との比較を行うことを通して、日本語を外から見る力、日本の良さを再発見する力、情報発信力を磨く機会を磨くとともに、企画立案力、協働力の養成を目指す。
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2023年度

【概要】
このゼミでは、2023年4月より集英社の雑誌『MORE』のWebサイトで全国各地の魅力を伝える「MORE JAPAN」の人気記事を、日本に住む外国の人などにも伝わりやすいように「やさしい日本語」に書き換えるプロジェクトに参加していました。これを契機に、他者の書いた文章ではなく、自分たちの五感を通して「やさしい日本語」で表現することを目的としてこの活動に着手しました。
【活動①?②】
グループ別に立てた計画に沿って、7月半ばに大学近辺(渋谷?表参道?原宿)で取材を実施し、9月末までに記事を作成しました。東京インターハイスクールとの定期交流授業の一環として「予行練習」を行い(①)、そこでの反省を元に常磐祭(②)に臨みました。
常磐祭では教室にブースを設け、記事を拡大印刷した大型パネルと、『MORE』のWebサイト記事の書き換えにおいて気付いた点などをグループ別にまとめたものを掲示しました。来場者一人ひとりに学生が丁寧に説明を行い、「最も気に入った記事」に付箋を貼ってもらいました(写真参照)。
当日は予想以上に多くの方々がブースを訪れ、熱心に説明を聞いてくれました。また、Google formで実施したアンケートには84名が回答してくれました。「やさしい日本語」はあまり知られていなかったことに気づくとともに、今回関心を持ってくださった方が大勢いらっしゃったことをうれしく思いました。感想欄には、好意的なコメントが大変多く、今後の参考になるコメントも多数いただきました。
さらには、研究部門で学長賞をいただくことができました。
【活動③】
(『MORE』のWebサイト記事の書き換え記事チェックを通して交流を重ねてきた)神田外語大学の留学生を招き、1年間磨いてきた「やさしい日本語」力を、対面で試す機会を設けました。「書く」ことと比べて「話す」方が難しい点と、逆にやさしい点がありました。留学生から「やさしい日本語で話してもらえて分かりやすかった」といってもらえてよかったです。