人間社会学部開講科目「データ時代の女性キャリア開発」では、データ時代における女性のキャリアを考えることを目的に、さまざまな企業でご活躍されている方々からご講演をいただき、学生が今後の自身のキャリアを考える機会としています。

今回は、トランスコスモス株式会社の坂忠文氏および坂本祥平氏にご来校いただき、ご講演いただきました。冒頭では、講義名にもある「データ時代」についての定義から始まり、現在のデータ利活用を踏まえたデジタルマーケティングの事例が紹介されました。データを活用して消費者のニーズに応じたクーポンを配信するなど、具体的な活用場面を通じて、データ活用の重要性が示されました。

続いて、トランスコスモス株式会社の企業概要や「ビジネス支援」の考え方について説明があり、企業が抱える経営課題と「三つの限界」を踏まえた外部パートナー活用の重要性、BPO の役割やアウトソーシングとの違いについても紹介されました。DX や IT をめぐる最近の業界動向、具体的な企業事例、VOC 分析などの最新トピックも取り上げられ、学生にとってイメージしやすい内容となりました。

最後には、同社で活躍する女性データサイエンティストの紹介や、女性役員比率、女性リーダー育成プログラムなどの取り組みが紹介され、女性のキャリアを考えるうえで大変参考になる講演となりました。

このたびは貴重なお話と多くの学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。